ロゴは内側に。「サイレント・ラグジュアリー」に込めた、主役を立てる引き算の美学
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こんにちは、tousketのTomokoです。
先日、アメリカにお住まいの購入者様から、私の胸を熱くさせるとても素敵なメッセージをいただきました。
「日本の文化に憧れています。バッグのサイズ感はもちろんですが、ロゴが内側にさりげなく入っている点に『サイレント・ラグジュアリー(控えめな贅沢)』を感じています。このバッグを持つことで、あなたの文化の一部を身につけているような気持ちになります」
この「サイレント・ラグジュアリー」
という言葉。 私が作品づくりで何よりも大切にしている想いを、これ以上ないほど美しく表現してくださった気がして、何度も読み返してしまいました。
実は、tousketのバッグのロゴは、あえて外側からは見えない場所に配置しています。 ブランドの名前が主役になるのではなく、まずは「かご」そのものの編み目の美しさや、手仕事のぬくもりを、まっすぐに感じていただきたい。そして、手にした方の日常や装いに、静かに、けれど確かに寄り添う存在でありたい。そんな「引き算」の想いを込めています。
主張しすぎないけれど、そこにある確かな上質さ。 それは、私が日々かごを編んでいる古都・奈良の空気感にも通じるものがあるのかもしれません。
京都の隣、歴史が静かに息づく奈良。この場所で生まれたバッグが、遠い国で「日本文化の一部」として大切にされていること。そして、私のこだわった「目立たないロゴ」を「贅沢」と感じていただけたことに、作家として心からの幸せを感じています。
これからも、ロゴの主張ではなく、作品そのものが語りかけるようなものづくりを続けていきたいと思います。
いつか、このバッグと一緒に奈良へ遊びに来ていただける日を、楽しみにしています。